Keyの未来を書き換える? Rewriteから見るKeyの今後の方向性と願望

先日、発売日が2011年4月28日に決まったゲームブランドKeyの最新作"Rewrite"。自分もいわゆる鍵っ子と呼ばれるような人間なのでもちろんこの作品は気になっています。
割と今更感がありますが、この作品は他のKeyの作品とは違った面があるので、その辺りから今後のKeyを考えていこうと思います。

ちはやが一番かわいいと思います


Rewriteが他のKey作品とは違った面があるというのは、鍵っ子には周知の事実でしょうが、シナリオライター陣の事ですね。既にKeyとは別の所で大活躍している、「田中ロミオ*1氏と「竜騎士07*2氏という2人のシナリオライターが外注としてこの作品に参加しています。この2人に、Key所属の「都乃河勇人」氏を加えた計3人がRewriteシナリオライター陣になります。
こういうシナリオライター編成になった理由としては、今までKeyでメインでシナリオライターを担当していた「麻枝准」氏がTVアニメ"Angel Beats!"のほうで手一杯だったり、話題性を狙ったものだったり、と色々想像できますが、今回はそこではなく、Rewriteが発売した後のKeyについて考えていきたいと思います。
先述のシナリオライター陣から、従来のKeyファンだけでなく、田中ロミオ氏や竜騎士07氏のファンも注目する作品になるRewriteはおそらく大ヒットになるでしょう。そしてその後のKeyの展開としては大体以下のようなものが予想できます。

  1. これに味を占めて他所から有名なシナリオライターを連れてきてKeyで書かせるという流れを続ける
  2. 従来のようにKeyのシナリオライターがメインで作品を作る流れに戻る
  3. 1と2を平行して進める



まず1についてですが、これを続けてしまうともはやKeyとは何なのかというようになってしまいます。現在いるKeyのシナリオライター陣のモチベーションの低下にもつながりますし、従来のKeyファンにとってはあまり喜ばしい事ではないように思います。Rewriteの時点で既にあまり興味を持てなくなってる従来ファンもいるんじゃないでしょうか・・・。しかしKeyも好きだけどそれだけでなく他社のゲームも好きな人は多数いるでしょうし、そういう人達はそこのシナリオライターがKeyでどういうシナリオを書くか見てみたいという気持ちはあるでしょう。
次に2についてです。従来からのKeyファンにとってはこれが一番いい形になるんじゃないでしょうか。ある意味一番安定した路線でもあると思います。ただ麻枝准氏のネタの引き出しがどれだけ持つかが心配ですし、都乃河勇人氏がどれだけRewriteで成長するかというのも非常に重要になってきます。また、いくら10年以上続いてきたKeyであっても、これから先ずっと同じことを続けていると飽きられてしまうのではないかという問題もあります。
最後に3についてですが、これは1と2の良い所取りになってて非常に良いように思えます。しかしこれを実現するにはスタッフの負担が非常にかかってしまい、実現が難しいという問題があります。また、作品によってクオリティの差が出るかもしれませんし、下手したら全体のクオリティの低下にもつながりかねません。


と、今後のKeyの方向性を予想できる分だけ挙げてみました。
個人的な意見としては、やはり自分は"Key"が好きなので、Keyのスタッフでこれからも頑張ってほしいという思いがあります。なので上記のカテゴリの2の展開が理想ですね。なのでRewriteでは特に都乃河勇人氏のシナリオに期待しています。彼がこの豪華ライター陣に囲まれてどれだけ成長したか、というのが自分の中でRewriteが成功したかどうかの指標になるのかなと考えています。またRewriteとは話が変わりますが、Angel Beats!を終えた麻枝准氏の今後も気になります。


皆さんはRewriteでKeyの今後をどのように"書き換えて"ほしいでしょうか?