10年秋アニメ中間感想その1

2010年の秋に始まったアニメも大体6〜7話くらいまで進み、丁度中間地点ということで現時点で自分が見てるアニメの感想でも簡単に書いてみようと思います。ガッツリ記事を書けるようなネタがない・・・

7話まで視聴。原作は未読。


今の所個人的には今期No.1くらい面白いアニメ。全てにおいてハイレベルで纏まっている作品だと思います。なのでどこが良いのかというのを特定して書くのが難しいのですが、それでも強いて挙げるならば、キャラの描き方でしょうか。
キャラのかっこ良さや可愛さはもちろんの事だし、心情描写も各エピソードと絡めて丁寧に描かれてる印象があります。
そしてそれを声優さんが本当に上手く演じているので、一人一人のキャラが本当に魅力的に感じます。特にざくろ役の中原麻衣さんがすごいです。ざくろの可愛さは中原さんが支えてると言っても過言ではないかもしれません。


1つ勿体無いなと思うことは、この作品は高いレベルで「安定」してるんですが、言い換えると「地味」なんですよね。特に今期の他アニメがどこかぶっ飛んだ「派手」な作品が多いだけに埋もれてしまっているような気がします。
まあそこは作品の面白さと直接は関係ないので、まだ見ていない方は是非見てください。「派手」な作品に疲れた方は特にいいかもしれないです。

余談ですが、この作品はBDがなくDVDのみなのが残念ですね・・・。


6話まで視聴。原作は未読。1期と「とある科学の超電磁砲」は視聴済み(OVA除く)。


6話まで見てて思ったのは、やっぱり魔術側(1〜5話)よりも科学側(6話)のほうが面白いのかなということです。
そう思う理由としては、

    • 魔術側は謎が多くてよくわからない、かつ科学側は設定が単純でわかりやすい

ローマ正教等の組織のバックグラウンドが見えてこないので、それらの間でいざこざがあっても正直どうでもいい感があります(2〜5話)。主人公の上条当麻も魔術側に特に深入りしたりせずに自分の判断だけで動いてますし。
あとは「魔術」という概念自体が科学側の超能力に比べて曖昧な感じがします。
科学側はとりあえずキャラのレベルと超能力だけ押さえておけば他がよく分からなくても楽しめるような気がします。

    • キャラが科学側の方が魅力的

これは完全に自分自身の主観ですが、魔術側のキャラよりも科学側のキャラのほうが好みです。
超能力をキャラの特徴として捉えている(=キャラの魅力的な点が1つ増える)からなのかもしれません。


あと1つこの作品に対して思うことは、そろそろ「魔術と科学が交差」してほしいという事です。今の所は上条当麻という中間的な存在が魔術側に行ったり科学側に行ったりで、この2つが混じりあう事があまりないんですよね。
原作は読んでないので今後の展開は知らないですが、そろそろ魔術と科学が交差してくれるとより面白くなると思います。その中で魔術側の謎が明らかになっていく展開だとより嬉しいですね。


7話まで視聴。原作は最新刊以外は既読。


この作品は原作を読んでいるので、上2つとは違い原作読者目線で感想を書いていきます。
1〜3話は上手く纏まってはいたのですが、少し急な気もしたのでアニメから入った人がついていけるか心配な感がありました。
4話。ここでまさかのバグゲー話。しかも脚本が高橋龍也さん*1、挿入歌やEDの作曲が天門さん*2という、ギャルゲー界の大御所達が関わっているという力の入れよう。それだけあって出来も素晴らしく、ここまで広げることが出来るのかという驚きがありました。
5〜7話はヒロイン「中川かのん」編。1〜3話の展開の早さに反して、今回は1ヒロインに3話、しかも挿入歌をドンドン使ったり1話の半分を使ってライブをやったりと豪華な内容に。自分含む原作ファン的にはこれだけやってくれて大満足の内容だったように思うんですが、挿入歌をドンドン出すのがキャラソンを売るための戦略に感じて萎えたり、ライブ等が長くて間延びしすぎているといった意見もあるかと思います。確かに自分も最初は2話で完結するのかなと思ってたんですが、3話目に突入して驚いた覚えがあります。キャラソンの宣伝のように感じられるという点については、いらないなら買わなければいいと思うのでその辺は自分はあまり気にはならなかったです。
それよりも自分が心配なのは、これ以降のヒロインに同じだけの力を入れられるのか、という点です。かのん編は満足だったんですが、今後はどうしてもこれを基準に見てしまうので、差を感じてしまわないかが心配です。

神のみキャラCD.3 中川かのん starring 東山奈央

神のみキャラCD.3 中川かのん starring 東山奈央



今回書けなかったアニメの感想はその2で書こうと思います。



*1:代表作:「痕」、「To Heart」等

*2:代表作:「秒速5センチメートル」、「ef - a fairy tale of the two.」等